三浦しをん『風が強く吹いている』感想 青春って素晴らしい
三浦しをんさんの『風が強く吹いている』を読み終わったところです。
「おもしろい」と噂には聞いていたものの、表紙が渋すぎて読む気にならなかった…というのが正直なところ。
そして読み終わった感想:さいこうの青春小説じゃないか!!!!!
箱根駅伝を素人が目指す話ですが、箱根駅伝に一ミリも興味が無い&見たことすらないわたしでもめちゃくちゃおもしろかったです。
なんでこう、若者が悩んだり、喧嘩したり、葛藤しながらみんなでがんばる姿っていうのは泣けるんだろうね。
ストーリー展開としてはベタだし、夢物語のような気もするんだけど、そのありきたりな展開がまた良いよね。
青春小説はこうでなくっちゃ!
そしてまた登場人物みんなキャラがしっかり描かれていて、みんなの気持ちがわかるし、みんな良いよ。もう大好き。
ハイジくん大好きになってしまって、ラスト走るところ号泣ですからね!
三浦しをんさんの小説と言えば、「まほろ駅前多田便利軒」は読みました。
これが全然合わなくて、これ以来しをんさんの小説からは遠ざかっていたのであった。もったいなかった。
だって、瑛太と松田龍平が主演で映画化されてるしおもしろいと思うじゃん。
映画といえば、「舟を編む」は見ました。原作は未読。
この映画は良かったねぇ。
仕事っていいなぁと思えるし、オダギリジョーがめちゃくちゃかっこいい。
恋愛部分はちょっと不満だったけどな!原作だともうちょっと丁寧に描かれているんだろうか。
三浦しをんさんの本は一時期エッセイがツボにハマって何冊か読みました。
「しをんのしおり」「桃色トワイライト」「乙女なげやり」、どれもお腹抱えて笑ったよ…。
とにかく、わたしはスポーツをしないし見ないし苦手なので、なんとなくスポーツ小説は避けているんですが、それとこれとは別だよねってことがよくわかりました。スポーツは青春。