福岡県立美術館✕福岡市美術館「福岡現代美術クロニクル」感想
センター試験という単語をきくと未だに胸がぎゅっと締め付けられますね。こんばんは!
タイトル通り、福岡県立美術館と福岡市美術館で共同企画されている「福岡現代美術クロニクル」にいってきました~!久しぶりの美術館!福岡の現代美術の30年を振り返った展覧会ですぞ~!
・気になったアーティストの方々
鈴木淳さん
ビデオや写真などのインスタレーション作品を作成している方です。
今回の作品はたくさんのモニターに家族写真が貼られており、
そしてなぜか人物の部分は切り取られていてそこが光っているという作品でした。
文章にするとわけわかりませんねw
以前アートリエでもこの方の作品をみたことがありまして、
よくわからないながら暖かみがある作品が多くて、よくわからないながら好きです。
川原田徹さん
かぼちゃをテーマにして絵を描いているそうです。
どんな人なのかなーって調べてみたらこんなサイト出てきました。かわいい!
http://www.tabisuma.jp/special/halloween2009/page3.html
角孝政さん
福岡市美術館の展示の最後でひときわカラフルで可愛らしい作品が……と思って近づくと、
すごく気味の悪い作品でした(笑)。
作家説明をみると、なんと不思議博物館の館長さんの作品でした。納得(笑)。
あ、不思議博物館っていうのはメイドさんがいる気味の悪い博物館です(謎)。
わたしも行ったことないんですけれども、
今回の作品で興味が出てきたので行ってみたいなと思いました。
・感想
現代美術っていうからもっとわっけわからんものやグロテスクなものを想像していたんですけど、意外にお洒落な作品が多かったです。(もちろんわっけわからんものもあったんですけどね笑)というのも、過去にイムズやミュージアムシティ天神で展示されていたものなど、街の中心部に合うような作品が多かったせいかと思います。美術作品というよりも、ある建物や街を彩るためのデザインという感じで素敵でした。
しかし、現代美術ってほとんどインスタレーション作品(場所や空間もひとつの作品として展示する手法)なので、いろんな作品を今回の展示のようにひとつにまとめてしまうと、例えば本来は公園で展示していたものを美術館で公開してしまうと、それはもはや作品の一部でしかないので、それだけを見せられても「?」となってしまいました。その「空間」あってこその作品だからね本来は。まぁ今回の展覧会テーマが「30年の歴史を振り返る」だからぎゅっとひとつにまとめるのは当たり前なんですけど。
そしてそのようにぎゅっとまとめているせいか、作品横の説明文が長いのがちょっと難点でした。インスタレーション作品の一部を美術館にもってきているわけだから、その作品の製作過程であったり実際の展示状況であったりを説明しなければならないのはわかるけれども、説明が長いと作品がじっくり見れず、ついつい説明文ばっかり読んでしまうからなあ、わたし。むむ。
最後に、現代美術はやっぱりひとりで見に行くより人と見に行ったほうがおもしろいなと思います。基本的に現代美術ってよくわからないものが多いですから、人と「わけわからんねー」とか「これってどういう意味なのかなー?」とか話しながらみるのが絶対楽しいです。ひとりだと「……?」という気持ちのまま帰宅する羽目になります。今回のわたしのように……(涙)。
さて、いろいろ書いてみましたが、たくさんの発見があるおもしろい展覧会でした(*^^)v
次はボストン美術館展いかなきゃ!