2013年超おもしろかった本たちまとめ
1月も中盤に入ったこの遅くなったタイミングで2013年超おもしろかった本を何冊か書きます。
フィクション
歴史ミステリーっていえばいいのかな。
イギリスの政治ネタっていうと難しそうだけど全然そんなこともなく、
読みながら「これってノンフィクションじゃないよね?」と確認したくなりました(笑)。
読みだすとやめられないとまらない。
こわい!「バベルの会」という読書会に参加するお嬢様たちの物語。
文章が美しいし、出てくる名作もいい雰囲気だしてる。そしてどの話も最後でゾーッと鳥肌たつこわさ。
昨年はシャーロック・ホームズシリーズを全部読み終えました。
なんといっても短編集の最初であるこの作品がやっぱり最高でした。
ホームズ&ワトスンもう大好きです。
教授選挙から医事裁判まで全部おもしろかった……。
教授選挙のときは財前さん大好きだったのに途中から大嫌いになりました(笑)。いや、かわいそうなんだけどね……。
里見さんも好きだけどわたしはやっぱり大河内さん!
ノンフィクション
大野更紗『困ってるひと』
闘病記なんだけど、大野さんの文体のおかげで暗くなりすぎず、どこかユーモアが漂ってる。でも最初から最後まで泣きながら読みました。すさまじいです……。
自分がこんな立場になったら、わたしも大野さんと同じく「死にたい」と思わずにはいられないと思う。
けれど大野さんはそこから希望を見出して生きていく。いまもTwitterでつぶやかれてるようです。
檀一雄『檀流クッキング』
小説家檀一雄さんの料理エッセイ。
これぞ男のこだわり料理!檀さんかっこいいよ檀さん!
アジアの料理が多め。変わった料理から定番料理まで「檀流」に書かれてて読むだけで楽しいしお腹が空く。
東欧諸国の歴史や文化に触れる機会って全然なかったから読んで良かった。
なにより米原さんの文章が読みやすい。政治や文化の話になると難しいかなと思うものの、友だちとの会話の中で描かれているからとってもわかりやすいしおもしろい。
以上でした。