貴志祐介『新世界より』感想 なんという世界なんだ!
めちゃくちゃめちゃくちゃおもしろかった…!
遠い未来の日本で、「呪力」という超能力を持つ人間と奇妙な生物。そして隠された過去…!
ジャンルはSFになるのかな。
この「隠された過去」が気になって気になってそりゃもう一気読みですよ。
ミノシロモドキが語る真実から物語が加速して、中巻で消えていく子どもたち、そして下巻の血みどろの展開がすごい。
改めてわたしは長編ファンタジーが大好きだと実感…。
うまく話が作りこまれていると、長くなるほどその異世界が細かく表現されていて話に入り込みやすいし、登場人物に感情移入しやすくなるのかな。
貴志祐介といえば、遠い昔に『青の炎』を読んだことがあるんだけど(ニノ主演で映画にもなっていたよね?)、これは全然好みに合わなくてそれ以来敬遠していた。
『黒い家』がホラー大賞で有名だけど、ホラー小説苦手だからいま悩んでいる…。読みたいけどなー!
『悪の教典』は映画の予告でやたらとグロを強調するせいで全然興味がないんだけど、おもしろいのかな…。
とりあえず手元には『クリムゾンの迷宮』があるので、帰省のおともにします[emoji:i-80]こわかったらどうしよ~