『プラド美術館展 スペイン宮廷 美への情熱』三菱一号館美術館 感想 小柄な作品のきめ細やかさが最高
すごく良い展覧会でした~!
三菱一号館美術館には初めて行ったんですが、まず美術館の雰囲気がとても良いね。
洋館のような建物に緑がいっぱい。まわりにはお洒落カフェ。
展覧会の内容もこの美術館にぴったりでした。
名前の通りプラド美術館所蔵の作品を展示していて、大きな作品はそんなになくて、小さめの作品がたくさん。
小さい作品なんだけど、色鮮やかで緻密な作品ばっかりで見ていてすごく楽しかった!
わたしもしかしたら細かいところまで描かれている絵画のこと大好きなのかもしれない…。
中世とかルネサンス初期のキリスト教絵画にときめくのは細密ゆえかも。キリスト教は全然わかんないけど好きだし。
特に好きだったのは…多いです!
偽ブレス《東方三博士の礼拝》
なんという細かさ!壁の装飾から洋服の模様まですごいよ。
グイド・レーニ《聖アポロニアの殉教》
不気味。なんで背景真っ黒なの。
ヤン・ファン・ケッセル(1世)《静物 花》
色とりどりの花と鳥がポップ。よくある花瓶に入ってる花の絵とは全然違う。
ヤン・ブリューゲル(2世)《地上の楽園》
たくさんの動物が細かく描かれていてまさに楽園。
ヤン・ブリューゲル(2世)《豊穣》
わたしブリューゲル2世のこと大好きかも…。これも色とりどりの花と果物がすごいんだ。
ヤン・ファン・ケッセル(1世)《アジア》
どこがアジアなんだ!と笑ってしまった。
フランシスコ・バイェウ・イ・ユビアス《オリュンポス、巨人族の戦い》
ジョヴァンニ・バティスタ・ティエポロ《オリュンポス、あるいはウェヌスの勝利》
マリアノ・サルバトール・マエーリャ《大地に収穫物を捧げる女神キュベレ》
この3作品が並べて展示してあって、鳥肌たっちゃった。空に吸い込まれそう。
マリアノ・フォルトゥーニ・マルサル/ライムンド・デ・マドラーソ・イ・ガレータ《フォルトゥーニ邸の庭》
明るい色彩が眩しい。絵の具でベタベタ塗っているようにみえるのに、どうしてこんなに細かいところまで写真みたいに描けてしまうの…
マリアノ・フォルトゥーニ・マルサル《日本式広間にいる画家の子供たち》
マルサルさんの作品大好きかも。色使いがとても綺麗。
どうやったらこんなに美しい女性が描けるんだ…。
ここまで感想を書けたのは図録を購入してしまったからです!
好きな作品が多すぎて我慢できなかった…。
図録買ってこんなに幸せな気持ちになれるって知らなかったよ。
高いからってケチってないで、良い展覧会のときは積極的に買おうと思いました。
展覧会は1/31までです。お勧めしておきますね。
公式HP→プラド美術館展 スペイン宮廷 美への情熱