『ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち』展@国立新美術館 感想
行ってきました。
なんといってもティツィアーノさんの《受胎告知》。
広い展示室のひとつの壁にこの作品だけが飾られていて、迫力がすごかった…。
だって縦4メートル以上ですよ?
天使たちのあいだから本当に光が差し込んでいるように見えた。
この作品があるのはヴェネツィアにあるサン・サルヴァドール聖堂で、実際は薄暗い中でしか見られないらしい。
今回の展示では明るい光のもとでこの作品だけを見ることができたから、これは美術館の良いところですよね。
しかし、わたしはヴェネツィア・ルネサンス作品が実はそんなに好きではないです笑。
好みの問題だけど、大げさなまでの肉体表現とか、筆のタッチとか、ちょっと苦手なんだよなぁ。
今回の展覧会では、後半は肖像画ばっかりでちょっとがっかり。
これも好みの問題だけど、肖像画にまったく興味がなくて。誰だよ、みたいなね…。
正直、ティツィアーノの《受胎告知》以外の作品のこと全然覚えてないけど(先週行ったばっかりなのに…)、《受胎告知》があまりにすごかったから、行って本当に良かった。
あと、全然関係ないけど、作者名が全部イタリア料理っぽくて、見ながらずっとお腹空いてました。
カルパッチョ、ヴェロネーゼ、ボルドーネ…絶対に食べ物でしょ!
そんなことを思いながらあっという間に見終わったのでした。
日曜日の昼間、12時ぐらい?に行きましたが、ぜーんぜん混んでませんでした。
さて、明日は関東に台風、来るのかな。