2016秀山祭九月大歌舞伎@歌舞伎座 感想 私にはまだ早かった吉野川
秀山祭九月大歌舞伎@歌舞伎座、行ってきました。
一、吉野川
う~~~~~~ん、わたしにはまだ早かった!というのが正直な感想。
ロミオとジュリエット的な関係の久我之助と雛鳥が、最終的には久我之助は切腹、雛鳥は親に首をはねられるというとんでもない悲恋です。
しかし、こういったしっとりとした悲しい物語は、どうしても、こう、眠気が…。
歌舞伎はまだ初心者なので、わたしはやっぱり派手で楽しい物語が好きで、時代物は苦手なんだよなぁ。
Twitterで歌舞伎好きな人を何人かフォローしていますが、みんな「吉野川泣いた…」などとつぶやいているので、わたし歌舞伎向いてないんじゃないかとシュンとしています。
歌舞伎の時代物で「死」の描写が入ると、悲しみの場面が果てしなく長くて、新参者のわたしは耐えられないです。
しかも約2時間の長丁場!いつかこれを楽しめる日がくるのだろうか…。
二、らくだ
楽しい演目だった~!
遺体を踊らせるなんてとんでもない話だけに、ユーモアたっぷり。
なにより久六と半次のかけあいがめちゃ楽しい。
最初は久六はなよなよした頼りない男なのに、お酒を飲むとめちゃくちゃ態度でかくなってすごい笑った。
染五郎さんの久六役、ハマりすぎでもう大好き!
先日見た『大江戸りびんぐでっど』は死者をバカにした感じであまり好きではなかったんですけど、『らくだ』は死者を踊らせているのに、そこに愛情というか、親しみが感じられて良かったです。
ひとつ難点を言うなら、『らくだ』の前の演目が『吉野川』で親が子の死を目の当たりにして嘆き悲しむ話だっただけに、『らくだ』が雰囲気違いすぎてついていくまでに時間がかかったということかな。
どうしてこの二つの演目を並べたんだ。
いや、わたしは『吉野川』で眠りこけてしまったんで助かったんですけどね。
三、元禄花見踊
はぁ、もう眼福です。玉三郎さんの美しさよ…。
元禄花見踊は玉三郎さん中心で十人ぐらい?の総踊りでとにかく華やか!
そして玉三郎さんのまわりにいる若い男性たちがみんなイケメンでもう…!
まだ歌舞伎俳優さんのことをそんなに知らないのですが、みんなかっこよかった・・・!
桜を持って舞うところも、あのほうきみたいなやつ(名前わからない)を持って舞うところも、ふわりふわりと優雅だったねぇ。
ちなみに今回歌舞伎座で生クリーム入りのおまんじゅうみたいなの食べておいしかった。
あれどこのやつだったんだろー[emoji:e-258]