6月読んだ本とみた映画
最近生活がだらだらで睡眠時間が毎日10時間ぐらいだよ~。どうすればいいのこれ。
6月読んだ本です。
エラリー・クイーン『Yの悲劇』
悪い血であったり呪われた家系であったりいまだと間違いなく非難されちゃう表現だろうけどその古さがまた良いですね。『Xの悲劇』がそんなに好みではなかったので『Yの悲劇』にはなかなか手が伸びていませんでしたが、読んでよかった。犯人は「こいつがあやしい!」とは思っていましたがまさかね。
それはそうと、どの小説でもそうですけれど、探偵さんってほんともったいぶるよね。ドルリーさんは渋かっこいいおじさん。
ガストン・ルルー『黄色い部屋の謎』
探偵を務めるのはルールタビーユさん。こいつが十代のくせに頭良くって生意気でいかにもフランス人っぽいです(偏見)。好みじゃないです(重要)。このミステリーは謎解きが長すぎて読むのきつかったな。ミステリー定番の「どうやって密室で殺人が?」がメインですが、結果はわたしには「それはずるいだろ!」とつっこみを入れたくなるものでした。
ガストン・ルルーは『オペラ座の怪人』が一番有名よね。映画はみたけど覚えてないな。
ジョン・ディクスン・カー『火刑法廷』
こ、これは…!何を言ってもネタバレになりそうでなにも書けない。めちゃくちゃおもしろかった。不気味。こわい。
ヴァン・ダイン『僧正殺人事件』
マザーグースの歌が良い感じにこわい。というかマザーグースって酷いお話が多いこと知らなかった。しかし名探偵ファイロ・ヴァンスさん、最後悪気もなくそれやっていいん?ドルリーさんを見習ってください。
待望の十二国記シリーズ新刊きたあああああ!!十二年ぶりらしいです。待たせすぎ(笑)!
短編集ということで、いままでは王と麒麟のお話が中心でしたが、今回は番外編で庶民のお話といったところでしょうか。十二国記シリーズといえば昔の中国っぽい、いやいやでも全然異世界みたいな壮大な世界観が好きなのですが、庶民のお話となるとそういったファンタジーっぽさが全然なく普通だったのでそこはちょっと物足りなかったかもしれん。
ストーリーは良かった。タイトルにもなっている最初の短編「丕緒の鳥」がいまいちだったので勝手に不安に思ってたけど他の短編が良かったので満足です。
いままでは講談社文庫から出版されてたけど、もう完全に新潮文庫にうつってしまったみたいです。どこの文庫でも読めるなら構わないけど、新潮文庫シリーズはこの『丕緒の鳥』もそうだけど表紙が人物の絵なのがあんまり好きじゃないんだよなあ。ルックスを妄想するのが楽しいのに…。景麒は絶対イケメンだと思っているよわたしは!
中井英夫『虚無への供物』
ついに日本三大奇書のひとつに挑む!奇書っていうからどんだけ読みにくいんだろう…と思っていたけどいまのところそうでもない。読みやすいです。まだ上巻しか読んでないからこれからどうなるか楽しみ。
みた映画
「阪急電車」
小説が胸キュンで結構好きなので期待してたけど、映像化するとどうして陳腐な感じになってしまうんだろうか。でも大学生の男女の話(ミリオタくんの話ね)はギャグ要素も取り込んでておもしろかった。というかただ勝地くんが好きです。「髑髏城の七人」見てからずっと気になってる。きゅん。
そんなに華麗じゃなかった。ディカプリオにときめく予定だったのにときめかなかった。老けた?
ストーリーも単調だったし魅力的なキャラもあんまりいなかったしな~。好みの問題だろうけど。原作はもっと違うんだろうか?読んでたら比較できておもしろかったかもしれん。
「言の葉の庭」
新宿御苑で金麦飲みたいです。※飲酒禁止です。
主人公が仕事に悩む27歳だったので図々しくも共感した。ごめんなさい。
エンディング曲が良くて涙出そうになった。 歌は秦基博さんで、作詞・作曲は大江千里さんらしい。いいね!
あと、「言の葉の庭」本編の前にあるミニムービーみたいなのが良くて泣いた。ただ携帯やら車やら近未来的だったのが謎である。
今週は土日出勤なので本日はお休みです。だらだら。