2016四月大歌舞伎昼の部感想 三番叟の染さんかっこいい!
四月大歌舞伎、昼の部に行ってきました。
お目当てはもちろん染五郎さんです。
一、松寿操り三番叟
染五郎さんが操り人形になる舞踊。
染五郎さんの舞いの足元がふわふわしていて、本当に操られているように見えるからすごい!
糸が絡まっちゃって人形が混乱する動きなんてとても滑稽でかわいくて楽しい。
あの片足でぽんぽん飛び跳ねながら動くのすごかったなぁ。脚力。
二、不知火検校
一幕目と二幕目合わせて上演時間は二時間半近くの長いお話でちょっときつかった…。
検校の幸四郎さんの迫力がイマイチだったかな~。そんなものなのかな。
検校は正々堂々とした極悪人で見ていて気持ちが良いぐらいだった。
個人的には序盤に出てくる染五郎さんのナマ足にドキドキしたよ!?小悪党っぷりが素敵でしたねぇ。
三、身替座禅
めっちゃ笑った。
奥さんに嘘ついて愛人に会いに行って、旦那さんがその報告を間違えて奥さんにしちゃうお話なんだけど、もうおもしろすぎるでしょ。
夫よりはるかに男らしい妻と(まぁどっちも男なんですけどね)、「うわあああやっちまったあああ」とわたわたする夫との掛け合いが最高におもしろい。
内容も現代に通ずるものがあるし、漫才みたいだったな。
夜の部の新作歌舞伎「幻想神空海」も気になっていて、「時間会ったら幕見してみよっかな~」なんて軽い気持ちで考えていたんですが、上演時間見たら休憩なしのぶっ通し四時間だった…。やばすぎでしょ…。でも気になる…。