2016 六月大歌舞伎@歌舞伎座 第三部感想 とにかくかわいい狐忠信!
行ってきました!
金曜日の夜、定時ダッシュして歌舞伎座へ!
今回の大歌舞伎はわたしにとって初めての三部制。
二部制だと、上演時間が4、5時間になりますが、三部制だと2、3時間なので、気持ち的にはとても楽
ただ、その長時間も歌舞伎を楽しむ醍醐味だと思うので、ちょっと物足りない気も。
いや、4、5時間の上演だと疲れて途中結構寝てるわたしが何言ってんだという感じですが(笑)。
義経千本桜、一部、二部、三部、どれに行くか悩みました~
お目当ての染五郎さんを堪能するのであれば一部が絶対良いんだけど、『碇知盛』…うーん、寝ちゃいそうな演目だ…ということでやめました。
実際のところどうなんでしょうか!?舞踏もあるし見応えはあるのかな!?チケット取れば良かったかな~
というわけで、結局第三部の『狐忠信』見てきました
『狐忠信』は新春浅草歌舞伎で松也さんが演じていたのを一度見ていたので、内容がめっちゃ楽しいことはわかっていました。
狐が佐藤忠信に化けていて、最後に正体を現してぴょんぴょんするなんて、絶対おもしろいじゃないですか~!
そして案の定サイコーでした!!
ワンピース歌舞伎でルフィを演じていた猿之助さん
こんなかわいい狐もできるんですかー!
跳ねるわ回るわ早替わりするわ、それはもう盛りだくさんで楽しい!
あの語尾を伸ばしたり早口で言ったりする独特の狐詞もおもしろかったし、荒法師とのバトルもアクロバティックで見応えあり。
猿之助さんって本当に身軽ですね…。
さらに何と言っても最後の宙乗り、ありがとう、本当にありがとう
この宙乗りを見越して、三階の安い席ではあるものの、花道の真上の席を入手したおかげで、飛んでくる猿之助さんを間近に見ることができました。グッジョブわたし!
花吹雪の中笑顔で去っていく猿之助さん、拍手喝采でした。
新春浅草歌舞伎のときの狐忠信はこんなにかわいくて明るい感じではなく、もうちょっと悲しげな感じだった気がする。
でもこの違いもまた歌舞伎ならではで良いよね。
藤太役の猿弥さんもめちゃおもしろかったなぁ。
舞台の中の場面と、いまこの現実の場面を言葉遊びでテンポよく台詞にしているの、会場も大ウケで一気に目覚めました(一幕目、藤太出現までウトウトしていたわたし)。
お目当ての染五郎さんは一幕目の静御前としてちょろっと出てきただけだったので残念美しかったですけどね…。
ちなみにこの日のお弁当は穴子寿司でした
ひとりでモリモリ完食!
歌舞伎はお弁当タイムが一番楽しいかもしれない。