2017八月納涼歌舞伎 第二部東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖 感想
行ってきました。千穐楽!
第二部のチケット取ってたんですけど、一幕目の修禅寺物語は諸々の用事が忙しくて見られなかった
せめてもの二幕目!
会いたかったよ~~!
弥次郎兵衛~!喜多八~!
去年の夏にあった東海道中膝栗毛の続編です。
去年の夏の演目がめちゃめちゃ楽しかったので、今回も本当に楽しみにしていたのでした。
オープニングがダイジェスト映像からスタートしてとても新鮮。
わかりやすくて親切。
この時点で涙ぐむわたし
また2人に会えたことがうれしいし、また楽しい演目になるんだろうなという期待感で、ついホロリ。
ストーリーは相変わらずのはちゃめちゃで、今回はミステリー仕立て。
歌舞伎座で次々と起こる殺人事件、犯人は一体誰なのか!?
公演前から話題になっていた今回の『東海道中膝栗毛』。
エンディングが2パターンあるらしいんだよね。
もちろんわたしは1パターンしか見られていないので、「らしい」。
もう1パターンはどんなんだったんだろ〜!?
何回も通うプロ歌舞伎観劇の人じゃないと見られないという!
どういうエンディングかと言うと、弥次喜多コンビのクイズで、観客の拍手の多い方のエンディングに進んでいく楽しい形式でした
しかし、「そこクイズにするほどか!?」と思わなくもなかった笑。
ラストは二人で宙乗りで去っていって、そのときに喜多八(猿之助さん)が弥次郎兵衛(染五郎さん)に「来年、おめぇ名前が変わるらしいな!」「それでもずっと一緒だよ!」みたいなことを言っていて、もうわたしここで号泣ですよね。
わたしは東海道中膝栗毛のストーリーうんぬんは置いといて、弥次喜多、猿之助さんと染五郎さんの関係性がもう大好き。
喧嘩しながらも仲の良い2人の様子が見られるだけでもう幸せ!!
ストーリーとしては、前作の東海道中膝栗毛と比べるとちょっと物足りないかな。
弥次喜多のお話なのに2人の出番が少なくて寂しいし、派手さに欠けてやや単調。
人がどんどん殺されていってしまう衝撃的な展開なのに、淡々と話が進んでしまうのがもったいないかも。
あと、猿之助さんの話し方がやる気ない、だるい感じなのがちょっと気になったかな~。
喜多八がそういうキャラだからなんだろうけど、前作ではそこまでじゃなかった気がする。
「ちゃんとしゃべって!」と思ってしまう。
と、気になる点はあるけど、東海道中膝栗毛は最高なので、シリーズものとしてあと100演目ぐらい見たいです。
来年は染五郎さん襲名なので、最近あんまり行ってない歌舞伎座に行く頻度が増えそう
九月秀山祭も染五郎さんめっちゃ出るから行きたい気もするんだけど、演目があんまりわたしの好みじゃなさそうだったんだよなぁ。
多分寝ちゃうやつ……。
派手じゃない演目でも腰を据えて観劇できるようになりたいんだけど、なかなかそこの境地にいくのは難しいですね。