元友達の話をします。
ラジオ聞いてたら、「元友特集」なるものをやっていて、それが非常におもしろかったのでわたしも便乗して元友の話をしようと思います。
なお、元友とは「元友だち」のことで、以前は親しくしていたのにいまは疎遠となってしまった友人のことです。
例えば新学期にたまたま後ろの席だった子とかね。新歓コンパで知り合った人とかね。
ちなみにわたしは深い人付き合いがなかなかできないので、元友はめちゃくちゃ多いです。
高校2年3年で同じクラスだったAちゃんの話をします。
2年間同じクラスだからね。
まさにAちゃんとは出席番号が前後だったので、仲良くなりました。
Aちゃんはとにかくかわいい!
たぶんクラスで一番かわいかったし、性格もおだやかで優しい。
「一緒に行動する友人」になれてうれしかったし、イコールわたしも対等の立場だと思っていました。
つまり、大きな声で言えないけど、わたしもAちゃんと同じくおだやかでかわいいスクールカースト中位ぐらいだと思っていました。
スクールカーストの格差に気が付かされたのは高校3年生のときです。
高校3年生のときに、Aちゃんとお昼休みにお弁当を一緒に食べていたら、別のクラスのAちゃんの友人が来て、「聞いたよおめでと」と話しかけていました。
その日は何度かそういうことがありました。
何も知らないわたしは、一番仲良しだと思っていたのに何も聞かされていないし、聞いちゃいけないことなのかと思って突っ込むこともできず、ただ素知らぬ顔をすることしかできませんでした。
しかし、Aちゃんもさすがに何度もそういうことがあったので悪いと思ってくれたのか、「実はね…」と話してくれました。
同じクラスのBくん(クラスでそこそこ目立つタイプ)と数日前から付き合っているとのことでした。
ええええええええええ、好きだったことも知らなかったし、良い雰囲気になってることも知らなかったよ!?!?
高校生の女の子同士で毎日一緒にお弁当食べてたのにその手の話全然したことなかったよ!?!?
しかも割りとクラスでも目立つタイプの男の子と付きあってるの!?!?
女子同士の会話って恋話がメインじゃないの!?!?
と、内心めちゃくちゃ驚いたし知らなかったことがショックだったけど、「へ、へー、そうなんだー」と平静を装おったのを覚えています。
その後、Aちゃんは体育祭のチアガール(かわいくて華やかな女の子しかできないポジションだとわたしは思っている)もいつのまにか担っていて、「あっ、わたしと別次元の子だったんだ」とこのとき初めて気がつきました。
その後、卒業までAちゃんとは行動を共にしたけど、結局卒業後は全然連絡を取らなくなってしまったという。
いま考えると、わたしが勝手に「違う世界の子だ」と線を引いたせいで疎遠になってしまっただけで、人間関係にそんな上下はないのにね。
Aちゃんは全然線を引いていなかったのに、わたしが勝手に「この子とは気が合わない」と決めつけてしまって、ああ、なんと浅はかなことか。
という、特にオチもない元友の話でした。
ちょっと悲しくなってきたぞ?