劇団☆新感線『乱鶯』感想 いつもと違う渋い新感線!
劇団☆新感線『乱鶯』東京公演@新橋演舞場、見に行ってきました!
ネタバレはほぼなしのレポです。
元盗賊の鶯の十三郎が、恩人である小橋の息子に恩返しするため、彼が追っている盗賊の佐吉の情報を手に入れようとする話でしたが、予想してた新感線とだいぶ違った!
いつもの新感線の演劇は、歌って踊ってときにシリアス、そして笑い、というお祭り感が強いイメージだったんですが、今回は思いっきり人情味溢れる時代劇でした。
見終わった直後は、いつもの派手さがなかった分物足りなさを感じてしまったけど、『人情モノ時代劇』と考えれば良い話だったのかもしれないです。
ラストの殺陣は新感線らしく盛り上がっていたけど、なんといってもそこにいたるまでの日常(?)パートが長い!
とくに一幕目が終わったときは、「えっ、ここで一幕目終わり?なにも起きてないやん!」とちょっとびっくりしました。
だけど時代劇って考えると最後のあのシーンにいたるまでの流れが丁寧に演出されているし、地味だけどそれはそれでアリかなと。
新感線の「笑い」はわたしは結構引いちゃうことも多いんだけど、今回のコメディパートはどれもクスッと笑えて飽きがこなかった。
今日はまだ公演二日目だけど、これは後になるほどテンポよくなるんじゃないかな~。
特に大東駿介さん演じる小橋勝之助のキャラクターがもう最高です。めちゃくちゃかわいい!!!!!超天然!!!!!
彼の潜入シーンおもしろすぎてずっと笑えた。
そのかわいらしさと、ラストのアレのギャップがもうたまらんです。今回のときめき№1…。
古田新太さんの殺陣は今回ちょっとキレが足りないような気がしたなぁ。
まだ二日目だからなのか、疲れなのか。
二日目といえば、出演者みんな結構噛んでたのがおもしろかった。二日目ならではのご愛嬌。
うーん、でもラストであの人とあの人がほぼ結ばれて、あの人もそれを許してくれるっていうのは腑に落ちないな~。
わたしは内心「なに幸せになってんだよ!あなたそこは激怒していいでしょ!」って思ったけどね。
と言いつつも、最後の終わり方はめちゃかっこよかったのでまぁ良いです。
まとめると、わたしとしては今回の見所は『小橋勝之助(大東駿介)の潜入大作戦!』だと思います。かわいい。
次回の新感線は夏公演。生田斗真くん主演だよ。
首を長くして待ってます。