劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season 風 感想
行ってきました。
感想が随分遅くなってしまった……。
も~最高でした!!!!!
髑髏城の感想書くと、いつもこうなる!!!!!
なにより松山ケンイチがとっても素晴らしかったです。
今回の松ケン演じる捨之介は、これまでの花・鳥と違って、とにかく足を使いまくる殺陣でした。
足さばきがとっても軽やかで見ていて気持ちがいい!
松ケンは劇団☆新感線では『蒼の乱』に出演していて、
そのときは殺陣がうまいなんて正直感じなかったし、
たいしてかっこいいとも思わなかったんだけど
(これは完全に役柄のせいでもありますが)、
今回の髑髏城では抜群にかっこいいし、
キレもあって、ものすごい運動量だったと思います。
パンフレット読んでたら、
最近ムエタイを始めたと書いてあったので、
その成果もあるのかな。
とにかく俊敏な動きがすごい!
『蒼の乱』のときより確実にパワーアップしていました。
今回の髑髏城は松ケンパワーに尽きるかな。
髑髏城では久しぶりの一人二役もバッチリこなしていて、
本当に素晴らしい役者さんだと感動しました……。
風髑髏に関して言えば、他の役者さんはもうひとがんばりほしかったかな~。
これはいろんなところで書かれていたけど、
蘭兵衛役の向井理が、かっこいいだけにもったいなかったな~!
わたしが風髑髏を見たのが9月末なので、
終演ごろには良くなっていたと信じたいです。
殺陣をちゃんとやっているはず、
舞台にもきちんと立っているはずなのに、
どうしてこんなに棒立ちっぽく見えてしまうんだろう。
台詞も残念ながら棒読み……!
舞台慣れしていない俳優さんなので仕方ないけど、
もう少しなんとかならんかったのかな。
ああ、でも松ケンと向井理の口移しシーンは最っ高に良かったですね。
今回は1回目普通にキスしてからの2回目口移しだったからビックリ!
口移しのためのキスではなく、
1回目は普通のラブシーンでしかなくて、
とてもドキドキしました。
蘭兵衛の天魔王への想いは、
織田信長への想いと重なって、
恋愛感情にも近いほどの憧れであることが伝わってきて、
とてもときめくし切ない良いシーンではないでしょうか!!
スラッとしていて、
顔も尋常じゃないぐらい小さくて、
存在感は抜群にあって、
すっごくかっこいい向井理くん!
今後絶対良くなると信じているので、
これからにとても期待しています!!
そして橋本じゅんの贋鉄斎。
すっごくおもしろかったです笑。
贋鉄斎パートは相変わらず癒されるなぁ。
橋本じゅんと松ケンはそういえば『蒼の乱』でも共演していて、
『蒼の乱』ネタが見られたのは劇団☆新感線ファンとしてはすっごくうれしかった!
そして「いまはなんと名乗っているの?L?」はめっちゃ笑った。
おもしろかったんだけど、贋鉄斎が男の子好きっていうキャラクターは、
わたしはあんまり好きではないです。
どうも男の子が好きってことを小馬鹿にした感じが出ているんだよなぁ……。
極楽大夫役の田中麗奈は、
いつもの髑髏城の極楽大夫より子どもっぽい感じはしたんだけど、
この人柄は人柄で、極楽大夫として新鮮でした。
というわけで、言いたいことはたくさんあるけれど、トータルで最高でした。
次は月髑髏!
上弦も下弦もチケット入手済みです。
あぁ、楽しみ。