劇団☆新感線『髑髏城の七人~《Season花》』感想
5/4に劇団☆新感線の『髑髏城の七人《Season花》』見に行ってきました。
公演会場のIHIステージアラウンド東京は新しい劇場で、今回の髑髏城が初公演。
噂には聞いていたけど、周囲に本当に何もない(笑)。
今回の髑髏城はSeason花からスタートして、このあと鳥・風・月も公演されるというロングラン公演です。
鳥までは無事にチケット入手したので、風・月も絶対に行きたい。
劇団☆新感線の『髑髏城の七人』については、すでにアカドクロ・アオドクロ・ワカドクロと3パターンあって、わたしはワカドクロが猛烈に好きなので、どうしてもそれと比べてしまうのですが、それと比べても今回の通称『花ドクロ』、超、超、超~~~~良かった!!!!!
ストーリーなんて知り尽くしているのに号泣して帰ってきました……。
今回の通称『花ドクロ』は、過去の髑髏城と比べて、やっぱり演出がダントツですごいです。
IHIステージアラウンド東京は、その名の通り360度回転するので、ステージの使い方がまるで映画の場面が変わるように作られていて、自分が回っているのかどこにいるのかよくわかんなくなる(笑)。
思ったほど、「客席が回ってる~!」という感じでもなく、自然に場面が切り替わるのがすごくおもしろかった。
水や鏡を使った演出も、光の演出も、そしてなんといってもラストの挨拶での場面の切り替えは綺麗にできすぎていてちょっとびっくり。
そのラストがあまりにも綺麗だから、ここでボロボロ泣いてしまった……。
この舞台演出については、文章で表現するのがめちゃくちゃ難しい!
見て体験してくれ!と書くしか……。
髑髏城のストーリーについては、もう何度も上演されているからああだこうだはいまさら書かないけど、キャスティングについては変わっているし、これからの公演でも変わっていくから、ああだこうだ言いたい。
捨之介役の小栗旬については、ワカドクロに引き続きの主演で、もう相変わらずの色気で最高。
オープニングのあのシーン、かっこよくて悶えました。
小栗旬は雑誌とかインターネットの画像で見るとそんなにかっこいいとは思わないんだけど、一度動くとあの立ち居振る舞いと身のこなしのかっこよさはなんなんだろうね。
蘭兵衛役の山本耕史はわたしはちょっと微妙だったかな~!
いや、とても色気溢れてて素敵だったんだけど、どうしてもわたしはワカドクロの早乙女太一と比べてしまって、早乙女太一の殺陣があまりにずば抜けていたので、山本耕史だとちょっと物足りない感がありました。
というか、わたしが単純に早乙女太一が好きなんです……。
『Season風』では早乙女太一が蘭兵衛復帰のようなので、死ぬほど楽しみにしている。
天魔王役の成河はわたしは知らない俳優さんだったんだけど、これは新しい天魔王という感じですごく良かったです。
いままでの天魔王は堂々としていて、強くて、まさにボスという感じだったんだけど、今回の天魔王はどこかおどけていて、逆にそれが狂気じみていてとてもこわい。
天魔王役の成河の身長がおそらくちょっと低いんだけど、それがまた幼さみたいな雰囲気を出していて、幼さゆえになにもわかっていない?いや、わざとやっている?とこっちまで惑わされてしまって恐ろしかったです。
あと、贋鉄斎役の古田新太!
これはおもしろ枠として最高だったんですが、やっぱり古田新太は劇団☆新感線にとってインパクトが強すぎて、贋鉄斎役としては目立ちすぎて駄目なんじゃないかなと思いました。
アカドクロの主演だったし、それだけじゃなく新感線では何度も主演をはっている看板役者だし、古田新太だけで輝いてしまって、肝心の3人(捨之介・蘭兵衛・天魔王)が霞んでしまうような気がしました。
いや、最高の贋鉄斎だったんだけどね!おもしろすぎて逆に駄目っていう(笑)。
と、いろいろ見どころたっぷりでとても楽しい公演でありました。
次のSeason鳥では主演が阿部サダヲなので、もっとコミカルになるんじゃないかなーとこれもまた楽しみです。
あー、ゴールデンウィーク終わってしまった……。
明日からお仕事[emoji:e-452]