Yukina's Orangedays Diary

最近は子育て記録です。

映画『ワンダー 君は太陽』感想

夫がたくさんBlu-rayを借りてきたので、つられて映画をたくさん見ています。

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画像は公式HPより

wonder-movie.jp


 とても良い映画でした。

遺伝の関係で、何度も手術を受けて、顔が変形してしまった男の子オギーと、その家族と、友だちの話。

 

お涙ちょうだいものと思っていたんですけど、いや、お涙は出るんですけど、主人公のオギーだけじゃなくて、彼を巡るそのまわりの一人一人に焦点が当てられているのがすごく良かったです。

 

特にわたしはお姉ちゃんの立場にグッときてしまいました。

 

親は息子にかかりきりで、自分も弟のことは大好きだけど、でも自分のことを見てほしい、でも迷惑はかけたくないっていう、その感情がなんとも切なくて。

 

ジェーン・スーさんのラジオ『生活は踊る』の相談コーナーで、まさに映画の中のお姉さんと同じような立場の人が相談してきてて、スーさんの回答がとても良かった気がするんだけど……思い出せない……誰か教えて……。

 

それはともかく、オギーがあんなにもユーモアがあって賢くて素直なのって、あの家族があってこそだよなぁ。

あんなに良い両親と姉に囲まれて育てられているのってすごく幸福だと思う。

 

映画の中では、良い家族像しか描かれていなかったので、そこに至るまでの葛藤とかがもう少し描かれても良かったんじゃないかな。

と、わたしが思ってしまうのは、自分が子どもを産んだばかりなので、どうしても自分と重ねて見てしまうからです。

 

自分の子どもが例えば何か障害を持ったとして、あの家族みたいに子どもを受け入れることができるのかな。

あそこまで受け入れられる状態じゃないと、オギーのような子どもを育てあげることはできないのかな、とか考えてしまいました。

 

障害者と言えばわたしは乙武さんを思い出さずにはいられないんだけど、『五体不満足』を読んだ限りでは、乙武さんの母親もすごくポジティブというか良い意味で楽観的な人なんだよね。

 

障害ということを意識していない、いやしてるんだろうけど、それを悲観しないというか。

 

そういった親がいるからこそ、子どもは伸び伸びと生きていくことができるし、これって障害は関係ないよなぁと改めて感じました。

自分の子どもの気になる部分を悲観せず、どう受け入れてあげられるか、これって親としてとても大事なことな気がする。

 

あと、オギーの親友となった男の子ジャックが映画の中で「オギーの顔には慣れる」と言ってたんだけど、これはその通りで、障害って最初はどうしてもギョッとしてしまうんだよね。

ただ、一緒に過ごすうちに、障害があることすら忘れてしまうほどの関係になっていく、それが映画の中で描かれていてとても良かったし、実際に自分がジャックのような立場になったら、どう対応するかな、とか考えました。

 

校長先生見たことあるな〜と思ったら、ドラマ『ホームランド』の人でした。

最後まで見てないから見たくなってきましたね。