Yukina's Orangedays Diary

最近は子育て記録です。

高野野十郎展@福岡県立美術館&石橋美術館

ぼんじょるの!ゆきなだよ!

高島野十郎展×2いってきました。暇だね。
福岡県立美術館と、石橋美術館でございます

高島野十郎は福岡出身の昭和時代の画家さんです
詳しくはウィキペディアさんに聞いてね、わたしもよく知らないです(美術史研究室卒)

県立美術館で初めてこの人の作品を見て、はわわわりんごおいしそうだなああって感動しました。あ、どうしようもない感想ですいません。美術史勉強してたくせに批評能力は皆無です。実習で美術館行ったときに作品をみて「うわあ!かわいい!」とか言って、教授に「もっときちんと言葉にして表現してください」ってよく怒られていたものです。成長してません。

とにかく静物画がすごい。きっと野十郎さんって家かアトリエかわかんないけど、黙黙悶々と一心不乱に絵を描いていたんだろうなあ、と妄想を膨らませました

そして、石橋美術館のほうで高島野十郎の自画像を初めて見たんですけど、見た瞬間に「あ、この人自分大好きだな」って思いました

解説によると野十郎さんは海外に渡航したときは友人と行動せず、もっぱら単独行動をし絵を描きまくっていたとかなんとか。か、かっこいい・・・!

ところで、石橋美術館高島野十郎展が素晴らしかったのは、なんといっても展示のやり方がうまい!!の一言である!!正直に言って展示の最初はまあ普通なんだけど、最後の部屋と、別館の展示が、入った瞬間に「うおおおお!」となってしまう

最後の部屋は、太陽と月の絵で埋め尽くされていてすごく綺麗。

 

今まで風景画とか静物画中心だった野十郎さんが、晩年になっていきなりこんな抽象画みたいな太陽の絵を描くんですよ・・・すごいっすなあ

別館は蝋燭の絵がぎっしり
この蝋燭の絵だけ見ても、「あ、蝋燭きれいだなー」ぐらいにしか思わないんだけど、この蝋燭の展示部屋がすごくてねー!あっ、テンション高くてすいません!

まず壁が全部黒。そして部屋をかなり暗くしていて、作品ひとつずつにほんのり照明を当てているような感じ。そして蝋燭の作品が20ぐらいかな?ばーっと並べられていて、ほんとに蝋燭に照らされてるみたいな!綺麗でした!
これは蝋燭の絵をひとつずつ見るよりも、ぼーっと遠くから眺めるのがイイネ!

以上、素敵な展覧会でした!
県立美術館も石橋美術館ももう高島野十郎展終わってるかもしれないけど、常設展示としておそらく企画展じゃなくても普通に展示してあると思うので、暇な人はぷらぷら覗いてみてくださ-い

では~