3月読んだ本とみた映画まとめ
もう三月最終日。
読んだ本まとめです。
ペンブックス18 ルネサンスとは何か。
書いてある内容は基本的なことばかりなのでちょっと学ぶのにぴったりではないかと。
何より図版がオールカラーなのが嬉しい。みてるだけでわくわくします。
フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
1977年出版の本だとは信じられないサイエンス・フィクション!
タイトルがセンス良すぎだと思います。
Story Seller2
沢木耕太郎…この短編集ではひとりだけ浮いてましたね~!小説目当てで読み始めた人はえっ?ってなっちゃうかもしれないエッセイ。沢木耕太郎さん大好きなわたしはStory Seller2のなかで一番好きな話でした。
伊坂幸太郎…舞台の脚本ぽい書き方での心理描写がおもしろい。
有川浩…Story Seller1に引き続き今回も重いかったぞ~。お話に一番引き込まれたのはコレ。
近藤史恵…1の話のほうが好きだったかも。
佐藤友哉…苦手です。文体が苦手です…。
米澤穂信…えええーこれで終わり!?まだ続くんでしょうか?でも短編集でこれはないだろー。
最高でした…。素晴らしい。何度でも読み返したいです。
「バベルの会」なる読書会に携わるお嬢様たちそれぞれの短編がずらり。文章が美しくて読みながらうっとりですよ!お嬢様たちの言葉遣いのせいもあるんでしょうけど。そしてなによりこわい。どのお話も最後に背筋がゾーッ。お嬢様まじこわい。そして読書好きの人がいっぱい出てくるおかげで様々な名作がいっぱい出てくるので、オッ読んでみたいな、という気分にさせられるのも良いです。超オススメ。
チャイナ・ミエヴィル『都市と都市』
最初の100ページぐらいは読むのに苦労させられました。
隣の都市を見てはいけない、<ブリーチ>、<クロスハッチ>…などの世界観に慣れるまですごく読みにくいです。100ページぐらい読むとやっと理解できるのでそこからはめちゃおもしろい。誰も知らない第三の都市、とかなんだか素敵ですよね。
大野更紗『困ってるひと』
最初から最後まで泣きながら読みました。すさまじい難病の話なのに文体はポップで暗い話なのに暗くないし希望がある。すべての人に読んで欲しい。
見た映画まとめ。
『東ベルリンからきた女』
とても良かった。とても静かな映画で内容も東西ドイツの話ともなればさぞかし暗い映画だろうなと思いながら見始めたのに、実は心あたたまる物語でした。ラストも最高。森も海も綺麗です。
ロボットが変形するところかっこいい。
『ガタカ』
バレるバレるバレるバレない…うわーっバレるバレるバレるバレない…の繰り返しでハラハラです。イーサン・ホーク目当てで見たのにジュード・ロウがそりゃ!もう!かっこよかった。
『パリ、恋人たちの二日間』
パリというお洒落な響きに騙されました(笑)。
終始喧嘩してて騒がしいし、これだけ誰にも共感できない映画も久しぶりです。
『ブレードランナー』
原作『アンドロイドは電気羊の夢をみるか?』を読んで、映画版はどんな感じなのか気になって見ました。小説の内容が濃密なのでこれを映画に収めることできんやろ~なんて思っていましたが、原作の必要なところだけを映画にしてたのですごく見やすかったです。映画にしばしば現れる日本の看板が気になって仕方なかったですが。
以上、ミニ感想つきでした。