2016十月花形歌舞伎GOEMON石川五右衛門@新橋演舞場感想 舞踊×フラメンコがかっこいい!
行ってきました~!
楽しかった!
まず、ストーリーがとんでもないです笑。
豊臣秀吉による天下が成った頃。キリスト教布教のため日本を訪れていたイスパニアの神父カルデロンは、明智光秀の家臣の娘である石田局と運命的な出会いを果たす。二人の間には友市という息子が生まれ、幸せに暮らしていたが、秀吉が切支丹禁止令を打ち出したことにより、カルデロンは国外追放の身となる。母も亡くし、天涯孤独の身となった友市。時は流れ、友市は天下に轟く大盗賊・石川五右衛門となっていた…。
石川五右衛門がスペイン人の血を引いているだと~!?笑
石川五右衛門役は愛之助さん、スペイン人の神父は今井翼くんです。
翼くんは確かここしばらくスペインでフラメンコを本格的にレッスンしていたんじゃなかったかな?
演目の前半は正直ちょっとダラっと長かったなぁ。
わたしが苦手な歌舞伎での親子の別れのシーンです。眠くなっちゃうんだよね。
そして翼くんは神父役の設定なのに、「なぜフラメンコが踊れるの!?」と突っ込まずにはいられないです笑。
唐突にキレッキレのフラメンコを踊りだすから笑ってしまった。
ストーリーは正直めちゃくちゃで、終始???でした。が!!!
この演目にストーリーはもはや必要ないです。
メインは後半の歌舞伎の舞踊×フラメンコのコラボショーです。
この組み合わせが合うわけないでしょ、と思っていたのに、これがすっごくかっこよかった!
前半は舞踊とフラメンコが交互に別物として出てくるので、「ちぐはぐだなぁ、これ大丈夫なのか」と不安だったけど、後半の組み合わせのかっこよさよ。
今回の№1は愛之助さんでも翼くんでもなくて、壱太郎くんです!
フラメンコのノリの舞踊が最高にかっこいいし、素敵で、めちゃくちゃ合っていた。
三味線とギターの組み合わせ演奏もかっこよかったなぁ。
さらに今回わたしは3階の左後ろの席に座っていたのですが、初めて近くに大向うさんがいました!感激!
いつもは「中村屋!」とか「成駒屋!」とか叫ぶ大向うさんが、今回は「エスパニョーラ!」とか「オレ!」とか他にもいろいろよくわからないスペイン語を叫んでたのがすごくおもしろかった笑。
最高の盛り上がりはラストの殺陣なんですけど、3階席だからあんまり見えなかった!残念。
翼くんは神父役で踊るよりも、才蔵姿のがかっこよかった。
そして宙乗りは何度見てもテンション上がるなぁ。
さらに今回は歌舞伎にしてはめずらしくカーテンコールもあってうれしかった。
いやぁ、楽しい舞台でした。
前から壱太郎くんのこと好きだったけど、今回さらに好きになりました。