『ティツィアーノとヴェネツィア派』展@東京都美術館 感想
『ティツィアーノとヴェネツィア派』展@東京都美術館に行ってきました。
最終日駆け込みで!
行けて良かった~!
最終日だから絶対混むだろうと思って、朝一番に行ったけど、全然混んでなかったです。
ティツィアーノはそんなに人気じゃないのね。
この展覧会はなんといってもフローラちゃんが最高で、それ以外に言うことがなにもないです。
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ《フローラ》
東京都美術館 http://www.tobikan.jp/exhibition/h28_titian.html
NHKの日曜美術館でティツィアーノ展の特集をしてて、テレビで見たときはなんとも思わなかったのに、本物を見たときの驚きよ~
お肌の質感がふわっふわのつるっつるに表現されててお餅のようだった。
髪の毛のツヤもキラキラで触りたくなるぐらい。
花嫁とも高級娼婦とも言われてるこの作品は、本当に美しい女性でした……。
しかしティツィアーノ展は他の作品は面白みに欠けたかな。
中世ぐらいの作品は聖母子の絵なんかあえてリアルに描かないから、アンバランスな構図でも逆にそれがおもしろいんだけど、ティツィアーノぐらいの時代だったら、もうちょっとリアルで美しい聖母子の姿の作品がたくさんあってもいいはずなのに、下手なものが多くてね。
もうちょっと良い作品持って来れなかったのかなぁ。
でも展覧会の最後の方に好きな作品もありました。
たぶん《ベルシャザール王の饗宴》。
これはかなり細かいところまで書き込まれていて、建物の細部とか見ているだけでおもしろかった。
ヴェロネーゼの工房作品だったかな。
ティツィアーノ展は混んでいなかったけど、この時期の週末の上野公園の混雑っぷりはひどかったです。
桜は綺麗だけど、こんな人混みじゃゆっくり見られないよ