初めての寄席@鈴本演芸場 落語だけじゃなく全部楽しい!
初めて寄席を見に行ってきました。
すべてが新鮮!
楽しかったです!
場所は上野の鈴本演芸場。
いま気がついたんですけど、反射してわたしと夫が映ってるね笑。
寄席と言えば、浅草演芸ホールのイメージがあるんだけど、一緒に行った夫が、浅草には行ったことがあるらしいので、今回は上野となりました。
途中から入ったので見たところだけ。
5/29(火)昼の部 12:30~16:30
14:00頃から行きました。
落語 三遊亭歌奴:佐野山
落語 林家彦いち:忘れた……
音楽 のだゆき
落語 入船亭扇遊:お菊の皿
曲独楽 三増紋之助
落語 柳家小満ん:忘れた……
落語 古今亭文菊:替わり目
紙切り 林家二楽
落語 柳家喬乃助:締め込み
わたしは歌舞伎には行ったことがあるので、歌舞伎と比べつつ、驚いたところとかおもしろかったところをまとめます。
演目が当日に決まる
当日始まるまで何の演目をやるのか決まっていないというのが、わたしにとっては結構びっくり!
その日他の人がやった演目などに合わせて、毎日いろいろ変わるらしい。
ということは、噺家さんはそれだけのストーリーを頭の中に入れてるってことだし、信じられない!
これは寄席に毎日通う年配の方が多いのも納得だ……。
途中入室可
これも信じられない!
歌舞伎やその他の演劇では、止むを得ず遅れた場合は仕方ないんだけど、基本的に開始までには絶対席に座ってなきゃいけないし、途中から来るなんて演者さんに失礼な気がする。
それが寄席では普通に途中入室可で、後半になるほど人が増えてくるのがめっちゃ不思議な感じ。
もちろん最初から最後までいるお客さんもたくさんいるけど、前半はいわゆる「前座」なので、後半のメインに間に合えばオッケーって感じなのかな!?
昼の部の開始は12時半からでしたが、わたしと夫も14時ごろに行きました。
慣れないわたしはめちゃくちゃ罪悪感があります笑。
飲食オッケー
歌舞伎だと、幕間に劇場内でお弁当を食べられるけど、寄席は食べながら見て良いっていうのが衝撃!
夫に「本当に食べながら見ていいの!?失礼じゃない!?」って何度も確認してしまいました。
鈴本演芸場は座席の前に小さなテーブルまでついているので、ガッツリお弁当も食べることができました。
夫いわく、浅草演芸ホールでも食べていいけど、テーブルはないから、お菓子とか食べてる人が多いね、とのことです。
料金が安い
大人一人2,800円!
4時間以上も楽しめてこの値段は申し訳ないぐらい。
しかも座席自由なんだよね(指定のときもあるらしいけど)。
今回は前半は後ろの方でお弁当食べつつ見てたんだけど、後半は最前列で見ました。
近すぎて緊張する!
こんなに良いお席なのに、一律2,800円でいいなんて……。
落語だけじゃない
寄席では、落語だけじゃなくて、漫才もやるイメージはあったんだけど、それに加えて大道芸的なものもたくさんあって、そのごちゃ混ぜ感がすごくおもしろかったです。
落語だけだと集中力も使うし、申し訳ないけど眠くなっちゃうこともあるので、間に別のがあることで、場も盛り上がり、目も冴え渡ってすごくいい塩梅でした。
まずおもしろかったのは曲独楽。
コマ回し本当にすごい。
どんなところでも回る回る!
日本刀の切っ先でぐるぐるコマが回るのすごかったなぁ。
そして何より紙切り。
紙切りの存在自体は知ってたんだけど、目の当たりにすると結構感動します。
紙切りさんが「何を切りましょうか?」って客席に声をかけてくれるんですけど、そのリクエストをした人に切った紙をくれるんだよね。
うちの図太い夫が、常連さんに負けずに「藤井聡太!!」と声を張り上げてリクエストしたところ、見事に採用されましてこれですよ。
これをものの3分ぐらいで切り上げてしまうんだから驚き……。
対戦相手はひふみんらしいです。
落語おもしろい
当たり前なんだけど、うまい人の話はおもしろい!
『お菊の皿』はお話自体がコミカルで楽しい。
こわい『皿屋敷』のお話が落語にかかるとこんなに笑えるとは。
一番好きだったのは文菊さんの『替わり目』かな。
これもお話自体が好きです。
夫婦の良い話なので、今回夫婦で寄席を見たわたしはほっこり癒されました。
さらに、文菊さんって全然知らない噺家さんだったんだけど、自分で言ってた通り、「品の良い坊主」って感じで結構若くてかっこいいんだよね。
そしてお酒やおしるこをすする顔芸がめっちゃうまい!
このときは最前列で鑑賞してたので、顔の表情めっちゃ見えておもしろかったなぁ。
正直、寝てた落語もあるんだけどね笑。
思った以上に楽しめたので、寄席はもう一回行ってみたい。
今度は浅草演芸ホール行きたいです。