2018六月博多座大歌舞伎@昼の部感想 『伊達の十役』は何度見ても楽しい!
六月博多座大歌舞伎@昼の部に行ってきました!
母と一緒に行ってきました。
演目は大好きな『伊達の十役』!
『伊達の十役』については、幸四郎さんが染五郎さんだったときも、博多座でやってるんだよね。
それがとっても楽しかったので、今回もいそいそと見に行きました。
『伊達の十役』の何が楽しいって、タイトル通り、一人十役のところです。
幸四郎さんがたった一人で十役もやるんだよ~。
ファンにはたまらない演目じゃないですか~。
十役もやるから、舞台からいなくなることがほぼないです。
見ているほうが心配になるほど、ハードな演目……。
なんといっても早替りがすごすぎる。
いつの間に入れ替わったのか全くもってわからない!
あっちを見てもこっちを見ても幸四郎さん状態です。
早替りするたびに、客席がざわつくのもおもしろい。
どの役柄もとても良かったんだけど、やっぱり仁木弾正が一番好きです。
ラスボス的な迫力がグッと伝わってくるし、あの灰色を基調とした衣装もクールでかっこいい!
仁木弾正が宙乗りでふわーっと退場していくところ最高だったなぁ。
一演目で4時間ぐらいの長いお話なので、正直眠たくなる場面もあるんだけどね。
わたしは三幕目の政岡のところと、四幕目の序盤の細川勝元が裁くシーンがちょっとうつらううら……でした。ごめんなさい。
でも、その緩急が素晴らしくって、すぐにまた物語がくるくると展開するので、飽きずに見続けることができます。
わたしが見に行った日のラストは、幸四郎さんに梅玉さんが何かを話しかけて、二人で笑いあってペコリとして終了。
なんてほのぼのなの……!
本当に『伊達の十役』は何度見ても楽しいです。
今日が確か千穐楽じゃなかったかな。
幸四郎さんは本当に大変だと思うけど、最後までがんばってほしいです。
そして、今回は歌舞伎初体験の母を連れていくということで、チケット代はわたしのおごりで、良い席を取りました!
おかげで花道も近くて、表情まで見えるし、もうドキドキ。
いつも歌舞伎座の3階席の端っことかで見ることが多いので……。
母ももちろん喜んでくれたんだけど、チケットを渡すときに金額がばれてしまったんだよね。チケットに書いてあるし。
おかげで、父に感想を報告するときに、「ゆきなが15,000円のチケットを取ってくれた!」ってそこをまず初めに報告して、金額の話しかしないからテンションが下がってしまいました……。
もっと歌舞伎の内容に注目してほしかったんだけどな……。
確かにいつもなら買わないような金額のチケットだけど、歌舞伎初めての人にはやっぱり近くで見てもらいたいから奮発したんだよ~。
それを「ゆきなは正社員だからお金がある!いつもこんなのを見ている!」みたいに言われてもね……。
と、まぁ不満はありますが、内容ももちろん楽しんでくれたみたいなので良かったのかな。
『伊達の十役』は演出が派手で楽しいからね。
これでしばらくは観劇はおあずけとなります。
子ども産まれたらなかなか行けないだろうし。
最後に満喫できて良かったです……(心残り)。