『リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展』Bunkamuraザ・ミュージアム 感想 祈りの後のマデライン
ラファエル前派展@Bunkamuraザ・ミュージアムに行ってきました。
今回の展覧会で初めて名前をみた画家の絵がとても良かったという。
断トツで良かったのは、ダニエル・マクリース《祈りの後のマデライン》!
寝る支度をする女性の方が美しいというか、あどけなさが残ってかわいい。というのはもちろんのこと、背景のステンドグラスとか調度品が事細かに描かれていてすごい!
女性の衣服もものすごくきめ細やか。
もひとつ良かったのは、ローレンス・アルマ=タデマ《お気に入りの詩人》。
これは女性のリラックスした姿が伸び伸びしてていいんですが、それより洋服のレースがすごい。
本物みたい…とは言えないのに、なんでこんなに本物みたいなんだ?(?)
ラファエル前派と言えば、ロセッティ、ミレイあたりが有名なんだけど、今回一番楽しみにしてたのはウォーターハウス!
以前、東京芸術大学で開催されていた『夏目漱石の美術世界展』でウォーターハウスの《人魚》をみて、「なんだこのちょーきれいな人魚は!人間みたいなのに下半身魚やん、人間みたいといっても綺麗すぎる!?」と謎の衝撃を受けました。
でも今回のラファエル前派展で展示されていたウォーターハウスの作品は、《人魚》ほど興奮はしなかったかな~。