海外ドラマ『ハウス・オブ・カード』シーズン6 感想
ついに!最終シーズンまで見終わりました!
ネタバレ感想です。
シーズン5では、クレアが「It’s my turn」と言ったところで終了。
そしてセクハラ問題で主人公であるフランクことケビン・スペイシーの降板で、シーズン6はどうなることやら……と不安に思ってたんですけど、すごい、違和感なくお話が進んで見事でした。
とは言え、フランクが本当に一切登場しないので多少は違和感はあったけど(当然だけど、回想シーンすらない)、これはこれで良い感じに不気味で悪くなかったです。
降板騒ぎがあったので、最終シーズンはグダグダになるんじゃないかと思ってたけど、いやいや!相変わらずの面白さで感激しました。
よくぞこんなにも上手くまとめあげたよねぇ。
ストーリーはクレアVSシェパード兄妹の争いと、そこに絡むダグ。
クレアはシェパード兄妹を排除することができるのか、そしてフランクは誰かに殺されたのか、ダグは誰の味方なのか。
見所盛りだくさんの全8話でした。
人がめっちゃ死ぬ
クレアさん、シーズン6で暴走し過ぎでは!?
たった8話で殺したのは、キャサリン、ジェーン、ハンマーシュミット、そして最後にダグ。
シーズン1からかなりキャラが変わってる……というか、本性を現してきた感じか。
フランクによって押さえつけられていたものが爆発してるね。
フランクと良きパートナーだったのが、ライバルとなり、最終的には離婚を考えるほど憎むことになったのに、フランクがいなくなると結局フランクと同じことをしているというのも皮肉なものよね。
フランクと違って良い大統領になるどころか、むしろ独裁が激しくなってるし。
最終的にはフランクの子を妊娠という手段を使ってまで全てを手に入れようとするところ、こわい。
クレアがかっこよかったのは
クレア解任に賛成した閣僚を全員解任して、新しい閣僚(全員女性!)にしたところ、めっちゃかっこよかったし、シェパード妹ざまあみろー!と気持ちよかったです。
クレアもシェパード兄妹も全然好きじゃないんだけど(シーズン6では終始ダグを応援してました)、この場面だけは「クレアよくやった!」と拍手喝采でした。
シーズン1からずーっと影の主役!ダグ!
いやいやいや、あの終わり方はないでしょう……。
実はダグがフランクを殺してたなんて驚きだったけど、まぁ妥当な展開。
だけど、そこでクレアがダグを殺してハウス・オブ・カード終了!?全然まとまってないやんか!
ここまでうまくまとめてくれてたのに、こんな中途半端な終わり方って……。
でもまぁ、このドラマはハッピーエンドで終わってほしくなかったし、仕方ないのかな。
ダグは最初から最後まで一貫してフランク大好きだったねぇ。
殺しちゃったけど、それも忠誠心ゆえ……。
ダグだけは最後幸せになってほしかったな。
悪いこともいっぱいしてるけど、ここまで一貫してるキャラってダグだけだったし、最後は政界を離れてレイチェルのことを思いながら質素に暮らしてほしかったよ……。
と、ラストに不満はあるけれど、最高におもしろかったです!ハウス・オブ・カード!
最後まで完走できて達成感ある。
アメリカの政界をニュースで見るたびに「リアルハウス・オブ・カードじゃん……」と思うようになっちゃったけどね。
非常に満足です。