映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』感想
見ました。
お料理に関する映画やテレビ番組、本などなどは大好きなのでよく見ますが、この映画は大当たりだった!
お料理ジャンル映画でわたしの好きな映画にランクインしました💘
とにかくサンドイッチがおいしそう!
カールが旅先で出会ったキューバサンドイッチに感動して、それをフードトラックで販売するお話なので、それはもうおいしそうに決まってるよね。
今すぐに食べたい。
最高のロードムービー
わたしはお料理ムービーも好きなんだけど、ロードムービーも好きなんだよね。
この映画はまさにロードムービーの要素も兼ね備えていて最高でした。
マイアミでキューバサンドイッチに出会うところからスタートして、ニューオリンズ、オースティン、ロスへと旅していく様子が素晴らしい。
土地によって全然違う雰囲気、サンドイッチも土地に合わせてアップデートしていき、一緒に旅をしているようでとても楽しいです。
父と息子の絆と、友情に号泣
カールは息子のパーシーと、友人のマーティンと一緒にフードトラックの営業を始めるんだけど、父と息子っていう男親子の関係と、マーティンとの男同士の友情、これがとっても楽しそうで、女同士とはまた違ってすごく良いです。
下品だし大雑把だし不器用なんだけど、旅を通して仲を深めていく様子が、もう正直号泣しました。
息子が作ったムービーは完全に反則。
涙止まらんでしょ。
だからといって、変に湿っぽくないのも良いです。
SNSと炎上が今っぽい
カールが勤めていたレストランが有名ブロガーによって酷評され、Twitterで炎上し、YouTubeにアップされる様子や、息子のパーシーがフードトラック宣伝のためにTwitterやムービー(名称忘れました)を駆使するところなんて、非常に今時で見てて気持ちが良いです。
Twitterが炎上するところで笑ってしまったし、上記すべてがあるあるでおもしろい。
変などんでん返しがない
ここがこの映画で一番意外ですごく好きなところです。
こういったいわゆる『サクセスストーリー』では、中盤から後半あたりに絶対挫折があって、そこから這い上がって成功するのがお決まりの流れだと思うんだけど、この映画ではそういった挫折がなく、楽しくフードトラックで旅をして、人気が出てきて、最終的にお店を出して終わるっていうのがもう大好きです!!
もうね、そういった挫折とかなくて良いんだよ。
挫折なしでうまくいくパターンだって絶対あるし、何よりわたしの精神が乱されないまま穏やかに見られるのが最高です。
まぁ、挫折は前半のTwitter炎上で終わってるから、中盤でどんでん返しが起こらないんだけどね。
前半だけにしてくれて本当にありがとう!
豪華なキャストと美人な妻と恋人
この映画、全然派手な映画じゃないのに、突然スカーレット・ヨハンソンやロバート・ダウニー・Jrが登場するから何事かと思ったんですよね。
ネットで確認したところ、この映画は主演のジョン・ファブローが脚本、監督をしており、このジョン・ファブローはアイアンマンシリーズの監督でもあったんだね。
そのつながりっていうのがあるのかな?
で、ジョン・ファブローってすごいイケメンとかではなく、小太りの中年おじさんって感じなんだけど(すみません)、恋人役も元妻役も異常に美人なんだよね。
美人過ぎて、「えっ、どうしてこんな美人とお付き合いできたの……?めちゃくちゃ性格が良いってわけでもなさそうなのに……?」と思ってしまってごめんなさい。
邦題が……
それにしてもこの邦題のダサさはどうにかならないのかな。
同じようなタイトルの映画で、『シェフ!三ツ星レストランの舞台裏へようこそ』っていうのもあるんだよね。
絶対邦題つけたの同じ人でしょ!
Netflixで見られるよ!
そして同じくNetflixで『ザ・シェフ・ショー』っていう番組があるんだけど、そこでジョン・ファブローが有名人とお料理してるみたいで、この映画のレシピも作ってるみたい。
まだ見てないので覗いてみなきゃ。